食と農の緩やかなネットワークの構築

三野耕治(百姓応援団)

わくわく設立までの経過を振り返って今後の参考としたいと思います。平成十二年秋、農水省から食生活指針を啓発するシンポジュウムを開催するよう依頼があったことが端緒になり、今までに都合9回にわたって食と農のシンポジュウムを開催しました。ネットワークの構想については道を始め関係機関に賛同頂くべく説明を行うとともに、農水省には、政策提案を行いました。シンポへの総参加者数は千七百名にもなりましたが、事務局を担う人材が見当たらず十三年度末を迎える中で、三月三日、食と農と交流をテーマにしたB&B協会の交流フォーラムに出席したところ夜なべ談義が盛り上がり、ねっとわーく設立の準備会を急いで開こうとトントン拍子で話しが進みました。三月二十一日、札幌市内の加賀屋で開催した設立準備会(呼びかけ人 ひろたまゆみ、長尾道子、三野耕治)には、約五十名の参加があり、早稲田商店街の安井会長の講演も交えて熱気の中で運営委員が選出されました。特に、荒関岩雄水環境北海道専務には種々ご指導を頂いたことをこの場をお借りして感謝申し上げる次第です。

さて、設立総会の準備に入りましたが、ネットワークをテーマに食と農のシンポジュウムの講演を誰にお願いするか、人選が課題でした。今後の高齢化を考えると規模の農業だけではない、国と農協を批判するだけでない、農家を含む市民応援団をどうやってネットワーク化して力を付けてゆくかについて、誰が良いのか。寺本恵子氏は、鳥根県石見町の中山間で福祉も含めて地域づくりを担っているキーパーソンで適任と考えました。また、同じく山陰の鳥取からどんぐりで地域興しに取り組んでいる淀江町の女性起業家の濱田美絵氏をパネラーとしてお呼びすることにしました。

一昨年、北海道に着任して右も左も分からない中で鈴木宏一郎氏、児玉里絵氏と懇談した折りに道内で情報発信している元気のある農家を紹介して頂いたことがわくわくねっとわーく構想の端緒となりました。ご両人にはこの場をお借りして感謝申し上げ、私なりの経過報告とする次第です。